鳥啼く声す 夢覚ませ
見よ明け渡る 東を
空色栄えて 沖つ辺に
帆船群れゐぬ 靄の中



 

る 

 

 








★と
どうかこのまま/可能な限りの遠くへ
同情じゃないのよ欲情しただけ
どうぞ燃やして
「どうにもできない。君たちにはどうにもできないんだ。ただの無力な屑でしかない」
遠い夏の日自棄になって握った掌に( 黙祷 )
遠くても近くても、もう一度太陽が昇るなら
時々不意に思い出すこと
時よ止まれ、この胸に永遠を差し出せ
ともにあるために
とろける世界とさめはだのおまえ

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★り
理解不能/戦闘不能

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★な
流れ落ちたのはただの雫だろうか
亡骸ひとつ
泣きたくとも泣かなくとも
ナチュラルボーンランナーズ
何が僕等を押し潰す
舐めた合鍵
(なんだかぼくらは、愛の国、とりあえずどうにもならなかったりするもの)
なんでそんなに、あなたはやさしいのよ
(なんとなく飛び出した、コーラの空き缶、なんとなく飛び込んだ)

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★く
空気のような熱のような
空中夢中ぶらりん遊戯
クズばっかり
くたびれ損
くちびるでつないで
悔しがれオトナ達
狂おしく貴方の名を呼んだ
くるぶしまで埋没

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★こ
好敵手NO.3
極彩の目をひらいた
ここでさよなら
ゴーストライター・陰険なる滅亡論
こっちきちゃ嫌だよ
この想いを刺してよ
この手を離すと如何なるか、僕は痛い程知っているから
この人殺しへの選択肢に愛を含むべきか否か
この夜を越えたい
「ごめん」
転がして、この風の吹く方へ
こわれない世界、くるしくない日常

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★ゑ

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★す
スープ・ア・スター
すきよ、
すべて愛のまま君のために
スリーセブン・ヒーロー

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★ゆ
有毒の期待
夕闇
ゆだねるゼロの距離
夢かうつつか 寝てもさめても
夢なら好きだと叫べたのにな

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★め
目くそ鼻くそ
目尻のしわ

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★さ
最速キス
(さかな、噴水、さかな再び)
逆らい難く雨は降る
雑踏のラブソング
さびしさの辻褄あわせ
左様なら でもここで全てを失うわけにはいかなかった
さよなら僕のあいしたひと
さよなら私のうそつきのひと
「さよならを惜しむことでしか、相手を愛しく思えないの。可笑しい?」
さよならをいうにはすこし脆すぎた
さらば偶像
去る二十一世紀、或る決意と未来についての考察
残酷はどっち
38.8度のてのひら

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★ま
真一文字の刀傷
まだきづきませんか?
まだ踏み躙れないでいるの
間違えたのは、お互いの歩み寄りかた
待ち人来たる
まっしろが怖い

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★せ
世界中の太陽が
「世界?そんなもの放っておけばいいでしょう」
せかいはあまくうつくしいのに
世界平和の可能性を秘めたまま
世界の端から踵で蹴って
絶望はわたしをからっぽにしていった
せめて情緒のないさよならをしてくれ

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★み
見上げた空は逃げ場所にするにはすこし儚いかもね
短い人生
みつけてしまったワンダーランド

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★よ
(よからぬかぜ、おとな、とりあえずどうにかなったりするもの)
欲望と呼ぶにはやさしすぎるから
よごれた翼を食んであげよう
四つ葉のクローバー入り幸福行特急ブーケ
夜道を歩く黄金の向日葵に手を振って
よるにさくはな
夜は大声をあげて泣いた

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★あ
アイアム
愛と狂気と花束と
愛のしるしが消えたとしても(それでも私は生きてゆけるので)
曖昧なつよがり
青い薔薇、その人の名を口にする
暁に手を振って
あかるい闇につつまれてわらっていたあのひとのこと
悪魔は仮面を捨て
浅き夢の淵にて
朝日
あしくびの傷
あしもとの残滓
明日への壁がいつでもあった
「あと1回でも俺の前で泣いてみろ。本気で殺してやるからな」
あなたがすきですきでいらいらするのよ!
「あなた達がやってるのはただの間違い探し。さっさと気づきなさい、殴るわよ」
あなたと見た最後の花が、また今年も桃色の雪を降らす
「貴方の為なら」で始まる嘘
貴方の残り香が未だ私を惑わすので
あなたは泣いていました。「僕の全てを憶えて居て。あの花が散ってしまうまで」
あなたをぎゅっとだきしめてこなごなにしてしまえばよかった
「あのひとはいつもサビシイですね」
アフタートゥナイト(ゆめみるあけぼの)
あまくてやさしすぎる指先
甘さを孕んだ瞳
飴が融けるまで
雨の水
雨の門
ありふれすぎてるラストシーン、いまどき流行らないラブストーリー
或るキセイジジツ
「アンタはアンタらしくしてりゃいいんだと、そう俺は思うんだがね」
アンチゴッド

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★け
欠陥少年
血流のなかで溺死する蛭のように(わたしもしにたい)
けだもの
現世の希望をも亡くしてしまった

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★わ
「わたしおまえならあいせるきがするよ」
わたしは準備ばっちり
私を救わない犠牲
笑って許して

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★た
大義の星
大嫌いだといったくせにね
大気を駆ける金の閃光
怠惰の蜜
太陽と幻想
だから僕等はキスをして、愛していると囁きあった
抱きしめるには脆すぎて、壊れてしまいそうな天使たち
たすけてネバーランド
ただ好んでくちばしを啄ばみあっているだけ(愛じゃない恋じゃない嫌じゃない)
「ただ誰もが平等に破滅することを望んでいるだけなのです。ドクター」
脱/ロマンス宣言
たとえばこころを偽るとして、
溜まらない性欲と零れない銀の雫
「誰だって、悔やみきれないものをもってるのよ」
だれにもみられちゃいけないよ
だれもみんなきみなんてしらない
弾丸さえもが救いだった

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★る

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★ひ
PM10:00の鐘が鳴る
陽が落ちるまで誰もここが地獄だなんて気づかない
光の侵入
(ひかりのなか、アメリカンチェリー、酷い酷い酷い)
ピースパークで逢いましょう
人型レンズのむこうの世界
ひどく脆い幸せのかたち
一つ夜の対岸
他人の目ばかり気にするのね
「ひとは普通ひとを殺したりはしないのですがそれが何故だかしっておられますか?」
ひとりのひとを救うには
ひとりぼっちのキス
秘密の声
百倍バカ

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★ん

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★か
解体する君の心臓
限りない記憶も破壊も愛すらも、君を永遠にしてくれない
隠しきれない傷の痕
滑空して旋回
かなしくなるからやめて
悲しみの歌は聴き飽きた
必ず明日がくるために起こる些細な変化
叶わぬ恋だと、どこかで自然に潰えるものだと、てっきり(おもいちがいを)
鐘が告げるは聖戦か
金の匂いのするセックスと水滴を詰めた灰色の雲
金も水もメールもいらない
彼女は天使
髪が伸びたのね
かみさまのこども
神は骸に傷跡も赦さないと云う、のか
紙ヒコーキに惑わされれば
紙一重、君の中の光によく似たもの
からまる孤独の紐
かりそめの有耶無耶に幸福を感ずる
彼と土くれ
簡単手軽な完全犯罪マニュアル・ブック

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★し
しあわせとイコールで結べる存在
しかしながら花葬
4月1日、永遠にとけない嘘を吐いた
自虐的で利己的な道化は終焉をまとい
しずむなみだ
「死ね。性病をこじらせて死んでしまえ!」
しめつける空色
自問自答から誕生いたしました、恋と申します。
「じゃああたしのことは、いつまで好きなのさ」
主食は苺タルト
知らなくて不必要なこと
蜃気楼の夢中で彷徨い続ける
心臓の止め方を忘れてしまった

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★を

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★そ
そうして我等は檻の中へと
そのくせ綺麗にさよならなんだ
その熱で触れないで
そのひとのくちびるに傲慢をみた
空の青がみえない
「空を飛べないのです」そう言ったきり黙った。
それが優しさだと知っているから
それはひび割れた鞘
それは蜜蜂よりあまい、
そんなの苦痛でしかなかった
「そんなもの、ちっともわかってないんだよ、オレは」

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★ら
ラスト五秒に零れた言葉
ラディカル・サディスティック
(ランダム、表現するものしないもの、くりかえすさよなら)

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★い
痛い痛い居たい痛い
いつか愛と呼べ
いつかこの心臓を喰らう
いつか死んでしまう筋書きの人間の無情な沈黙について
慈しめジャンキーラブマイストレンジャー
何時でも覚悟は出来ております
偽りの歌を聴け
いとしい温度差、ひたりひたりひたり
いばら姫はメッセージ・カードとともに再び眠る
異邦人、どうかあの子を救ってほしい
意味なんていらなかった

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★ろ
六番目の罪状
ロマンスの衝動

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★は
BY THE WAY
馬鹿と愛想と嫌われたがり
白昼夢の羊水の生温さ
恥じらいを含んだ産声
はだにしみこむ
肌の匂い
はなばなしくない夜明け
花びらに埋もれたのはそれとも、
パラソルにすがって
針と糸、黒とグレイ、空と雲、好きと嫌いの境目
春風に靡くは、願わくばあの花であれ
春まで死ねそうにない

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★え
永遠だったと外殻だけで嘯いてみせてよ
「永遠なんて、ないくせに、嘘吐き」
えぐれたアンダーグラウンド

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★て
「出会った瞬間にその目を潰してしまえばよかったとおもうよ」
抵抗するジェット・コースター
手錠をかけても人は殺せる
照らされない空のかわりに
天使じゃなくたっていい

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★お
侵す血、凌ぐ雨
お里が知れるぜ
おだやかに滅亡
おなじ体温のまま夢をみよう
お前を泣かせるぐらいなら、(わたしはすべてをとめてやるよ)
終りのない世界すら死に向かっている
終りを拒んだ時点で幸か不幸か僕等すでに虚無だったじゃないか
女の子はこうして今日も生きています

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★き
記憶になんかさせない
キスがしたい/ばら色の不幸を君に贈る
傷をつけて ここにいる私を傷めて
擬態的空想モニュメント
きっと夜に死ぬ
基本的青春の保護
君が消えた世界の 残響
君が最後に淹れたコーヒー
「君がしあわせならなんだっていいんだよ」
君が死んでしまうと同時に世界が滅亡する確率
「君が僕を失うときは、」ないてしまう「僕がすべてを失うときだ」
「きみのために泣くんですから、きみがいないと泣けないんです」
きみのものであるわたし/わたしのものである自意識
きみはそらばかりみている
君はもう口をきかない
99回目の奇跡
距離およそ12,756.274 km (=地球の直径 Wikiより)
綺麗に侵して裸足で睨んで きみでさいご
金のマドレーヌ

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★つ
追憶は美しくなんてなかった
(ついたての先、くつおと、ききそびれた)
突かれてどきどき腫れてずきずき
月を食む
机の上のおとぎ話
翼の感触、いつか夢見たフェアリーテイル
つぼみに手を触れないで
つまさき立ち
爪痕に愛を込めて
つめたい足音

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★へ
へびのなくゆめ

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★に
苦いのがお気に入り
にせものにんげん
2008妖精さがし
にぶい眼痛
人間に恐怖するひとへ

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★ほ
「僕が思っていたよりも僕の周りには馬鹿が溢れてしまっていて、こまってる、よ。ねぇちゃんときいてる?」
僕とおなじ色のついた憎悪を見たから
僕の弱さを知っていますか
ぼくらの自暴自棄またを青春白書
星ひとつ
星降る夜をさがして
墓前の逃走
ほどけた靴紐も見ないふり
仄かにあきらめの瞬間が見えた
WHYがあふれて息ができない
ほんとは ほんとは ほんとのほんとは

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★ふ
フィナーレの心臓
不吉は時速220キロの速さで
「…服が汚れるんだよね。消え去ってくれないかな」
ブラックホールにフェードアウト
フラッシュバック 僕を攫って
振り向けば冬の足音
触れられない夜の終わり

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★ね
ねぇ、焦ってるの?ねぇ、なんでさ
「ねぇ、何のための拳銃?何のための脳みそ?私は知ってるわ。あなたこのためにずっと頑張っていたんでしょう?」

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★む
むかしばなしで明ける夜
無垢のゆびさき
矛盾だとは思いませんか「神様。」

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★れ
劣情の隙間で夢見を終える

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★ゐ

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★ぬ
温もりじゃない確かな熱量が欲しかった
盗み聞きはうそつきの始まり
濡れたくちびるで泣いたふり

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★も
もしもし、もしも
求/め/て/ば/か/り/い/ま/す

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★や
やさしいきみのことだから
やさしいのね
やさしくないふりの通信が点滅

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★の
(ノイズ、あかい風船、ひかるなにか)
(のうみその鍵、なぜならそれは、サンプル)

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★う
嘘吐きのふりをしてさよならの夢をみた
うそっぱちのキスなんていらない
嘘とまぼろし
泡沫で君を攫えたら
撃ち殺されそうに白い
映り込む道化
海は野望を抱かない
麗しき召し使いを失ったが故の孤独死
浮つく闇空の月は刻々と影を変え、ともに間違っただけの愛をもたらす

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★ち
ちゃんと触って、確かめてよ
蝶々が舞うので
沈黙の海に花束を

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